出逢い

GLAYさんとの出逢いは・・・99年幕張後。
それまで、GLAYさんの有名な曲1、2曲はなんとなく知ってたかな〜くらいで
ほぼもう「音楽」ってものに対して興味はなかった。

ちょうど、私にとって出逢いの曲である
「ここではない、どこかへ」がリリースされたとき
中学のときの私の1年上の先輩が、部活を引退する時期だった。
うちの部の男子が、その引退の会みたいなので
先輩に向けてメッセージを言うときに、BGMとして選んだのがこの曲だった。
何度も、影で練習しているのを見ていて、耳にこびり付いた。
今となっては選ばれた経路は判らないけれど、想い出と相まって「いい曲だな」
そう思ったのは覚えている。

「履き古しの靴 どこまで跳べるか競争した
 そんな仲間と 別の途につく」
その会の本番で、改めてこの曲を聴いた。
このフレーズが一番、存在が大きかった。ボロボロに泣いたのを覚えている。
もうこの曲が大好きになって、誰の曲なんだろう・・知りたい。
そう思ったらGLAYだった、と言うわけ。

なんともまぁナイスタイミングで、
この時期ちょうど私の姉がGLAYに入り込んでいってた時期で。
(私はそれ以前に幕張に誘われたにも関わらず、アッサリ断ったそうである。
 勿体ない・・もしそれであの日の空を見ていたら、私の未来も変わった筈だ)
HEAVYGAUGEがリリースされて、そのアルバム一枚が家のリビングで延々と廻っていた。
その4曲目に、聞き覚えのあるメロディ・・そう、「ここではないどこかへ」があった。

そこからは早かった。HEAVYGAUGEの中の曲を聴きこんで
初めて音に対して「カッコイイ」と思ったし、
その後リリースされたVIDEOGLAY4の存在も大きかった・・毎日の様に見ていた。
(そこから私はTERUFANになっていくわけだが)
2000年に入ってからのシングル3枚で、更にどっぷりハマった。
CDを自分で初めて買ったのも、この年にリリースされた「MERMAID」だった。
そうしてGLAYへの憧れはどんどん大きくなって、遂にその年の10月に
初めて「ライブ」というものを体験して・・・
気付いたら抜け出せなくなっていた。

面白いもので、私はGLAYを好きになるまでは
音楽どころか芸能ってものに全く興味がなかったし、
むしろ嫌悪していたくらいだったのに、、、ここまで真逆になった自分を
過去の自分が見たら、何と言うんだろう?
馬鹿にするだろうか?皮肉るだろうか?
それでもいい、「好きでいてよかった」この感情を貰えることが何よりも大きいことだから。

私は、GLAYが大好きだ。